○名古屋大学大学院文学研究科規程

(平成16年4月1日規程第117号)
改正
平成18年3月8日規程第77号
平成19年1月24日規程第76号
平成20年1月23日規程第71号
平成21年1月28日規程第53号
平成23年2月16日規程第63号
平成24年3月29日規程第104号
平成26年1月22日規程第104号

(趣旨)

第1条 名古屋大学大学院文学研究科(以下「研究科」という。)における目的,教育課程,授業,研究指導,成績評価等(以下「研究科の教育」という。)については,名古屋大学大学院通則(平成16年度通則第2号)及び名古屋大学大学院共通科目規程(平成22年度規程第47号。以下「大学院共通科目規程」という。)に定めるもののほか,この規程の定めるところによる。
2 この規程に定めるもののほか,研究科の教育に関し必要な事項は,研究科委員会が定める。

(目的)

第2条 研究科は,人文学における学術的知識及び理論並びにその応用を教授研究し,それらの深奥を究め,文化の進展に寄与するとともに,人文学における高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を持った研究者並びに高度専門職業人を養成することを目的とする。
(コース及び専門並びにプログラム)
第3条 人文学専攻に置く履修上のコース及び専門は,次のとおりとする。
コース 専門
総合人文学 文化人類学・宗教学・日本思想史,日本文化学
基層人間学 哲学,西洋古典学,言語学,中国哲学,中国文学,インド文化学
歴史文化学 日本史学,東洋史学,西洋史学,美学美術史学,考古学
文芸言語学 日本文学,日本語学,英米文学,フランス文学,ドイツ文学,英語学
2 前項に定めるもののほか,研究科の博士課程前期課程の人文学専攻に,国際プログラム群に係る「アジアの中の日本文化」プログラムを置く。

(授業科目及び単位数並びに研究指導)

第4条 各コースにおける専門及び「アジアの中の日本文化」プログラムの授業科目及びその単位数並びに研究指導は,別表のとおりとする。
2 各授業科目の単位数の計算の基準は,研究科委員会が定める。

(指導教員)

第5条 入学又は進学を許可された者には,専門に従って,それぞれ指導教員を定める。
2 指導教員は,1名以上とし,他の専門又は他の研究科の教員を加えることができる。

(履修の基準)

第6条 前期課程においては,「アジアの中の日本文化」プログラムを履修する者を除き,前期課程の科目として指定された各専門の授業科目のうちから講義8単位及び演習12単位並びに共通科目のうちから人文学基礎2単位を含む講義又は演習の4単位を含めて,30単位以上,後期課程においては,後期課程の科目として指定された各専門の授業科目のうちから4単位以上,並びに後期課程の科目として指定された共通科目のうちから4単位以上を修得し,研究指導を受けなければならない。
2 「アジアの中の日本文化」プログラムを履修する者は,指定された授業科目のうちから講義8単位及び演習12単位を含めて,30単位以上を修得し,研究指導を受けなければならない。
3 社会人特別選抜により前期課程に入学した者は,前期課程の科目として指定された各専門の授業科目の講義及び演習のうちから12単位を含めて,30単位以上を修得し,研究指導を受けなければならない。
4 後期課程の学生については,研究科委員会が必要と認めたときは,前期課程の科目として指定された授業科目を履修し,所定の単位を修得することができる。

(研究指導の方法)

第7条 前期課程及び後期課程の研究指導の方法については,別に定める。

(学修計画)

第8条 入学又は進学を許可された者は,1月以内に,第6条の基準により,指導教員の指導の下に学修計画を作成し,研究科長に提出しなければならない。
(他の研究科等の授業科目の履修)
第9条 研究科委員会が必要と認めたときは,前期課程の学生に限り,他の専門又は他の研究科若しくは文学部の授業科目を指定して履修させ,修得した単位を課程修了に必要な単位として認定することができる。
2 研究科委員会が必要と認めたときは,大学院共通科目規程に定める授業科目を指定して履修させ,修得した単位を課程修了に必要な単位として認定することができる。

(他の大学院の授業科目の履修)

第10条 研究科委員会が必要と認めたときは,前期課程の学生に限り,他の大学院において授業科目を履修し,修得した単位を10単位を超えない範囲で課程修了の要件となる単位として認定することができる。
2 前項の単位の認定方法は,研究科委員会が定める。

(他の大学院又は研究所等における研究指導)

第11条 他の大学院又は研究所等における研究指導の認定その他必要事項は,研究科委員会が定める。

(留学)

第12条 前2条の規定は,学生が留学する場合に準用する。

(成績評価及び学位試験)

第13条 成績評価は,授業科目の試験及び学位試験により行う。
2 授業科目の試験は,授業科目の修了を証するために行い,成績をA,B,C及びDとし,A,B及びCを合格として単位を与える。
3 学位試験は,名古屋大学学位規程(平成16年度規程第104号)の定めるところにより行う。
4 修士の学位論文は,学修計画によって専門の所定の授業科目の単位を修得し,研究指導を受けた後,研究科委員会が定めた日までに提出しなければならない。
5 博士の学位論文は,学修計画によって専門の所定の授業科目の単位を修得し,研究指導を受けた後,提出することができる。ただし,特に優れた研究業績を挙げた者については,後期課程に1年以上在学すれば,提出できるものとする。
第14条 授業科目の試験及び学位試験の時期,方法その他必要事項は,あらかじめ公示する。

(追試験)

第15条 病気その他やむを得ない事由により授業科目の試験を受けなかった学生が,その試験に合格することによって,学位論文提出の資格を得られる場合に限り,研究科委員会の議を経て,追試験を行うことができる。

(再試験)

第16条 学位試験に不合格になった者が,再び試験を申請したときは,研究科委員会の議を経て,6か月後に再試験をすることができる。


(転入学者の既修得単位)


第17条 他の大学院から転入学した者の既修得単位の認定については,研究科委員会が定める。

(大学院特別聴講学生)

第18条 大学院特別聴講学生の入学は,研究科委員会において選考の上,研究科長が許可する。

(特別研究学生)

第19条 特別研究学生の入学は,研究科委員会において選考の上,研究科長が許可する。

(大学院研究生)

第20条 大学院研究生の定員は,30名とする。
第21条 大学院研究生の入学資格は,次のとおりとする。
一 文学修士の学位を有する者
二 前号と同等以上の学力があると認められた者
三 その他特別の理由によって研究科委員会が適当と認めた者
2 大学院研究生の入学は,研究科委員会において選考の上,研究科長が許可する。
第22条 大学院研究生の在学期間は,1年とする。
2 在学期間が満了しても研究のため,なお引き続き在学しようとする者があるときは,研究科長の許可を得て在学期間を延長することができる。
3 前項の場合,研究科長は,研究科委員会の議を経て許可する。
附 則
この規程は,平成16年4月1日から施行する。ただし,平成15年度以前に入学した者については,この規程の施行前の名古屋大学大学院文学研究科規程を適用する。
附 則(平成18年3月8日規程第77号)
この規程は,平成18年4月1日から施行する。ただし,平成17年度以前に入学した者については,なお従前の例による。
附 則(平成19年1月24日規程第76号)
1 この規程は,平成19年4月1日から施行する。
2 改正後の別表の項中授業科目に係る規定は,平成19年度に入学した者から適用し,平成18年度以前に入学した者については,なお従前の例による。
附 則(平成20年1月23日規程第71号)
この規程は,平成20年4月1日から施行する。ただし,平成19年度以前に入学した者については,なお従前の例による。
附 則(平成21年1月28日規程第53号)
この規程は,平成21年4月1日から施行する。ただし,平成20年度以前に入学した者については,なお従前の例による。
附 則(平成23年2月16日規程第63号)
この規程は,平成23年4月1日から施行する。ただし,平成22年度以前に入学した者については,なお従前の例による。
附 則(平成24年3月29日規程第104号)
この規程は,平成24年4月1日から施行する。
附 則(平成26年1月22日規程第104号)
1 この規程は,平成26年10月1日から施行する。ただし,第6条第1項の改正規定(「テクスト布置解釈学の授業科目のうちから原論2単位及び各論2単位を含めて,4単位以上」を「後期課程の科目として指定された共通科目のうちから4単位以上」に改める部分に限る。)及び別表共通科目の授業科目及び単位数の項の改正規定は,平成26年4月1日から施行する。
2 前項ただし書の規定により平成26年4月1日から施行される改正後の規定は,平成26年度以降に入学する者について適用し,平成25年度以前に入学した者については,なお従前の例による。
別表(第4条関係)

(各コースにおける専門及び「アジアの中の日本文化」プログラムの授業科目及び単位数並びに研究指導)

総合人文学コース
 文化人類学・宗教学・日本思想史専門
  比較人文学Ⅰ 講義又は演習 2単位
  比較人文学Ⅱ 講義又は演習 2単位
  比較人文学Ⅲ 講義又は演習 2単位
  比較人文学Ⅳ 講義又は演習 2単位
  比較人文学先端研究 講義又は演習 2単位
  ※文化人類学特別研究 講義又は演習 2単位
  ※宗教人類学特別研究 講義又は演習 2単位
  ※日本思想史特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 日本文化学専門
  基層文化論Ⅰ 講義又は演習 2単位
  基層文化論Ⅱ 講義又は演習 2単位
  基層文化論Ⅲ 講義又は演習 2単位
  日本文化論Ⅰ 講義又は演習 2単位
  日本文化論Ⅱ 講義又は演習 2単位
  日本文化論Ⅲ 講義又は演習 2単位
  日本文化学先端研究 講義又は演習 2単位
  ※日本文化学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
基層人間学コース
 哲学専門
  哲学 講義 2単位
  哲学 演習 2単位
  西洋哲学史 演習 2単位
  倫理学 演習 2単位
  科学哲学 講義 2単位
  ※哲学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 西洋古典学専門
  西洋古典学 講義 2単位
  西洋古典学 演習 2単位
  ※西洋古典学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 言語学専門
  一般言語学 講義又は演習 2単位
  理論言語学 講義又は演習 2単位
  比較言語学 講義又は演習 2単位
  個別言語研究 講義又は演習 2単位
  言語学特殊研究 講義又は演習 2単位
  ※言語学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 中国哲学専門
  中国哲学研究史 講義 2単位
  中国哲学研究史 演習 2単位
  中国哲学史特殊研究 講義 2単位
  中国哲学史特殊研究 演習 2単位
  中国宗教学 講義 2単位
  中国宗教学 演習 2単位
  ※中国哲学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 中国文学専門
  中国文学研究史 講義又は演習 2単位
  中国文学特殊研究 講義 2単位
  中国文学特殊研究 演習 2単位
  ※中国文学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 インド文化学専門
  インド思想史 講義又は演習 2単位
  仏教思想史 講義又は演習 2単位
  サンスクリット文献学 講義又は演習 2単位
  インド文化論 講義又は演習 2単位
  ※インド文化学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
歴史文化学コース
 日本史学専門
  古代史 講義 2単位
  古代史 演習 4単位
  中世史 講義 2単位
  中世史 演習 4単位
  近世史 講義 2単位
  近世史 演習 4単位
  近・現代史 講義 2単位
  近現代史 演習 4単位
  地域史研究 講義 2単位
  地域史研究 演習 4単位
  史料学 講義 2単位
  史料学 演習 2単位
  ※日本史学特別研究 講義又は演習 4単位
  研究指導    
 東洋史学専門
  古代史 講義又は演習 2単位
  中世史 講義又は演習 2単位
  近世史 講義又は演習 2単位
  近・現代史 講義又は演習 2単位
  アジア史特殊問題 講義又は演習 2単位
  ※東洋史学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 西洋史学専門
  古代史 講義又は演習 2単位
  中世史 講義又は演習 2単位
  近代史 講義又は演習 2単位
  現代史 講義又は演習 2単位
  史料学 講義又は演習 2単位
  相関歴史科学特殊研究 講義又は演習 2単位
  ※西洋史学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 美学美術史学専門
  美学・芸術学 講義又は演習 2単位
  日本美術史 講義又は演習 2単位
  東洋美術史 講義又は演習 2単位
  西洋美術史 講義又は演習 2単位
  宗教芸術論 講義又は演習 2単位
  視覚文化論 講義又は演習 2単位
  ※美学美術史学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 考古学専門
  先史考古学 講義又は演習 2単位
  歴史考古学 講義又は演習 2単位
  考古学特殊研究 講義又は演習 2単位
  ※考古学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
文芸言語学コース
 日本文学専門
  日本文学研究史 講義又は演習 2単位
  日本文学特殊研究 講義 2単位
  日本文学特殊研究 演習 2単位
  文献資料学 講義又は演習 2単位
  詩歌文芸学 講義又は演習 2単位
  ※日本文学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 日本語学専門
  日本語学史 講義又は演習 2単位
  日本語学特殊研究 講義又は演習 2単位
  ※日本語学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 英米文学専門
  英米文学 講義 2単位
  英米文学 演習 2単位
  ※英米文学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 フランス文学専門
  フランス文学 講義又は演習 2単位
  フランス語学 講義又は演習 2単位
  ※フランス文学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 ドイツ文学専門
  ドイツ文学 講義又は演習 2単位
  ドイツ語学 講義又は演習 2単位
  ※ドイツ文学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
 英語学専門
  共時英語学研究 講義又は演習 2単位
  通時英語学研究 講義又は演習 2単位
  英語学特殊研究 演習 2単位
  ※英語学特別研究 講義又は演習 2単位
  研究指導    
「アジアの中の日本文化」プログラム
  文学テクスト分析 講義 2単位
  日本近代文学史 講義 2単位
  文学とアジア 講義  2単位
  トランスナショナル日本文学 講義 2単位
  映像テクスト分析 講義 2単位
  1945年以前のアジア映画史 講義 2単位
  1945年以後のアジア映画史 講義 2単位
  1945年以前の日本映画史 講義 2単位
  1945年以後の日本映画史 講義 2単位
  日本近代史 講義 2単位
  日本文化とアジア 講義 2単位
  視覚文化テクスト分析 講義 2単位
  視覚文化史 講義 2単位
  日本のマイノリティ文学 講義 2単位
  日本文学とジェンダー 講義 2単位
  日本近代文学への新視点 講義 2単位
  文学理論Ⅰ 講義 2単位
  文学理論Ⅱ 講義 2単位
  古典映画理論 講義 2単位
  現代映画理論 講義 2単位
  映像文化への新視点 講義 2単位
  世界史の中の東アジア 講義 2単位
  日本近代史への新視点 講義 2単位
  文化史研究方法論Ⅰ 演習 2単位
  文化史研究方法論Ⅱ 演習 2単位
  文化史研究方法論Ⅲ 演習 2単位
  文化史研究方法論Ⅳ 演習 2単位
  大学院演習:文学の理論と実践Ⅰ
演習 2単位
  大学院演習:文学の理論と実践Ⅱ
演習 2単位
  大学院演習:文学の理論と実践Ⅲ
演習 2単位
  大学院演習:文学の理論と実践Ⅳ
演習 2単位
  大学院演習:映像の理論と実践Ⅰ
演習 2単位
  大学院演習:映像の理論と実践Ⅱ
演習 2単位
  大学院演習:映像の理論と実践Ⅲ
演習 2単位
  大学院演習:映像の理論と実践Ⅳ
演習 2単位
  大学院演習:日本近代文化史Ⅰ
演習 2単位
  大学院演習:日本近代文化史Ⅱ
演習 2単位
  大学院演習:日本近代文化史Ⅲ
演習 2単位
  大学院演習:日本近代文化史Ⅳ
演習 2単位
  研究指導

(共通科目の授業科目及び単位数)

研究科共通
 人文学基礎 講義 2単位
 人文学演習 演習 2単位
 人文学先端研究 講義 2単位
 テクスト学 講義又は演習 2単位
 文化資源学 講義又は演習 2単位
 ※テクスト学特別研究 講義又は演習 2単位
 ※文化資源学特別研究 講義又は演習 2単位
       
(注) 
1 ※を付した科目は,後期課程の授業科目であり,それ以外の科目は,前期課程の授業科目である。
2 同一科目名の授業が,一の年度内において複数回開講される場合がある。

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