活動報告

人類文化遺産テクスト学研究センター開設記念研究集会 「前近代社会における知の伝達方法」を開催(2014/04/19)

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 人類文化遺産テクスト学研究センターのオープニング・コロキアム「前近代社会における知の伝達方法」が、著名なエジプト学者であるベルリン自由大学のヨヘム・カール教授を迎えて、2014年4月19日に開催された。このコロキアムでは、木俣元一文学研究科長による開会の辞に続いて、まず同教授による招聘講演「古代エジプトにおける知識の伝達」が行われた。カール教授は、エジプト学者として長年にわたり中エジプトのアシュートで調査を行っているばかりでなく、ベルリン大学において特別研究プロジェクト「流動する学知(Episteme in Bewegung)」を推進しており、本センターの活動趣旨を十分に理解された上で、古代エジプトにおける知の対象やその伝達のメカニズムについて幅広く論じられた。これに続いて、本研究科からは、和田壽弘教授による「古典インドにおける知識の伝達」と、センター長の阿部泰郎教授による「日本仏教における知識の伝達」との二つの講演が行われ、ラウンドテーブルでは、時空を異にする前近代の三つの文明社会における知の伝達のあり方をめぐって、英語と日本語で活発な議論が展開された。なお、今回のカール教授の名古屋大学への招聘は、日本学術振興会の外国人研究者招聘事業(招聘短期、受け入れ研究者、周藤芳幸)の一環として実現したものであり、これを契機としてベルリン自由大学との研究交流が今後ますます盛んになることが期待される。

コーディネータ:周藤芳幸


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・プログラム:

●木俣元一(名古屋大学)

開会の辞

●ヨヘム・A・カール(ベルリン自由大学)

「古代エジプトにおける知識の伝達」

●和田壽弘(名古屋大学)

「古典インドにおける知識の伝達」

●阿部泰郎(名古屋大学)

「日本仏教における知識の伝達」

・日時:2014年4月19日(土) 13:00~17:00

・会場:名古屋大学文系総合館カンファレンスホール

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